株式会社エスプール 第10期 (2009年11月期)第2四半期決算説明資料  

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第10期 (2009年11月期)
第2四半期決算説明資料


   目次

1. 第10期 (2009年11月期)
   第2四半期 業績ハイライト


2. 第10期 (2009年11月期)
   第2四半期 業績分析


3. 第10期 (2009年11月期)
   下期事業方針


4. 第10期 (2009年11月期)
   業績予想


5. 第10期(2009年11月期)
   業績予想の解説


6. 株主還元施策

7. 今後の事業戦略について

8. IR担当窓口・免責事項

  (参考資料)

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売上分析 (1)

売上面において、計画と乖離した原因についてご説明いたします。
総合人材アウトソーシング事業では、人材派遣サービスの売上が大幅に減少しています。減少したのは、先ほどご説明した物流向けと携帯電話の販売派遣の2分野になります。

物流向けの派遣に関しては、急激な消費不況の影響が原因で大幅に減少しています。当社は11月決算になりますが、予算を立てた時点ではリーマン・ショックの後だったのですが、物流部門の発注も減少せず、非常に好調に推移していたのですが、今年に入った1月、2月に派遣の発注が極端に減りました。
これは人が集まりやすくなったことや派遣離れのような部分、物量の減少など、いろいろなことが重なって大幅に減少したと思われます。今年の1月〜3月は、多分当社の問題だけでなく、業界全体として大幅に減っているのではないかと思います。
携帯電話関連の派遣については、抵触日による売上減少を新規売上でカバーすることが出来なかったことが、乖離の大きな原因となります。

抵触日の問題や景気の減退がここまで急激とは思わなかったにせよ、予想していた部分もありましたので、業務請負や業務委託で仕事を受託することを早くから進めており、その点は順調に増加していたのですが、本格的な業績寄与について、上期には出来なかったのが現状です。その点で計画と乖離しました。

システム事業については、SES部門の売上が大幅に減少しています。
SESとは、受託先の企業で当社のシステムエンジニアが働く勤務形態になるのですが、景気悪化に伴いシステム開発投資の削減が大きくなり、プロジェクトの縮小や内製化が進んだことで、苦しい半期となりました。契約終了が増加して、そこからの継続がなかなか進まなかったことでSES部門の売上が大幅に減少しています。売上減少を補うために、戻ってきたシステムエンジニアを開発部門に配置し、受託開発案件を増やしました。開発のほうが利益率が大きいので、利益はきちんと計画以上に確保することができたのですが、売上については開発案件ですべてをカバーすることが出来なかったというのが現状です。