KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2015年3月期(2014年度)決算説明会  


TRANSFORMによる成長のロードマップ(2)

前のページヘ 次のページへ 一括ダウンロード
セグメント別に少し詳しく説明します。
オフィスサービス領域では、フェーズ0でOPS・GMAや業種・業態別ソリューションを強化しながら、A3カラー複合機の次世代エンジンを今年度後半から投入します。ここは研究開発費が増えている領域であり、戦略商品です。
フェーズ1では、ICTサービスを活用したハイブリッド型提案を成果に結び付け、MCS(Managed content service)を確実に行い、結果としてMIFが増えることでカラープリントボリューム(PV)の極大化につなげていきます。
しかし、カラーPVはどこかで成熟化しますので、フェーズ2の17年以降はカラーPVに依存しない成長、「新世代オフィスプラットフォーム」を描いています。これは今のMFPを進化させた形です。
商業・産業用印刷では、フェーズ0でミッドレンジの旗艦機種を発売するとともに、買収等によってMPM(Marketing Print Management)サービスのグローバル体制を敷きます。
フェーズ1では今年度にインクジェットの本格的なオフセットトランスフォームであるKM-1を導入開始し、16年度の事業化の道筋をつけます。
そしてフェーズ2でMPMを更に価値のあるマーケティングサービスに展開するとともに、MGI社との提携も含めて紙からテキスタイルやラベル、パッケージといった産業用の領域に進化をさせていきます。また、Indicia社の買収に表されるようなデジタルマーケティングサービスの本格的な事業化や、昨年から進めているBIC(Business Innovation Center)の新規ビジネスをフェーズ2では確実に大きくして参ります。