KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2015年3月期(2014年度)決算説明会  


TRANSFORMによる成長のロードマップ(3)

前のページヘ 次のページへ 一括ダウンロード
ヘルスケアのフェーズ1では、16年度までに超音波画像診断を確実に事業化します。モダリティの付加価値を高めるための医療ITサービスに範囲を定め、フェーズ2に向けて診断の高度化に向けた新しいモダリティの開発、地域連携、包括医療システム、在宅医療等に向かってのソリューションを進めます。
産業用光学システムのフェーズ1では、まず計測機器領域を拡大します。今日現在の光源色、物体色から、広く分光分野に、すなわち色、ムラ、光を測るという我々の技術を本格的に付加価値のある産業用の検査領域に拡大して進めていきます。光学システムでは、新世代の車載光学システムをフェーズ1で形にし、フェーズ2で進化をさせていきます。
また、フェーズ2のところにはデジタルマニュファクチュアリングと書いています。当社はマレーシアのマラッカに新しく情報機器の工場をオープンしました。この工場は自動化を導入し、人件費に依存しない新しいタイプのデジタルマニュファクチュアリングを実践する革新的な工場に仕上げていきます。そしてこれをベースに、計測の技術、光学の技術、今研究開発をしている3Dプリンティングの技術も投入し、デジタルマニュファクチュアリングでの自社実践を広く産業用のソリューションとして、フェーズ2で展開していきます。
機能材料については、TACフィルムをベースに、ディスプレイ用新機能フィルムをフェーズ1で確立し、フェーズ2にて新機能性フィルムでその他のアプリケーション開発を進めます。また、OLED照明の事業化を確実なものにしていきます。材料のビジネスも重要な柱となるように強化していきます。