KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2015年度第2四半期 決算概要  


情報機器事業

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通期計画達成に向けての情報機器事業の下期のポイントについて説明します。
オフィスサービス分野では、当初の計画通り上期の終わりから下期にかけて新エンジンの導入を開始し、10月20日から本格的な出荷を始めました。これにより、下期はオフィス向けMFPのプラットフォームに、コスト競争力があってソリューションにも対応するエンジンが投入されます。これを最大限に生かし、価格競争に追従することなく、当社直販のみならず、ディーラーならびにユーザーの利益につながる新エンジン効果の最大化に努めます。TRANSFORMの基本方針を維持して、高プリントボリューム(PV)・高セグメントへのシフトを継続します。
コンテンツマネジメントとMFPセールスが共同で顧客に提案を行うハイブリッド型販売は、ソリューションやITを絡めて業務フロー改革を支援する提案の成約がグローバルで増えており成果を出しています。ここを確実に加速します。
地域別戦略としては、国内・北米・欧州がキーとなります。当社の場合は中国や新興国のウエートは比較的低いので、下期は欧米のPVをしっかりと固めていきます。上期の価格激化による大型案件失注については十分に分析を行いました。下期は新製品をうまく活用しつつ、米国やドイツの一部の戦略パートナーには、連結ベースで見て利益が最大化すると判断した案件については積極的に挑戦し、獲得に向けて攻めていきます。
商業・産業印刷分野の拡大に関しては、フラッグシップ機である「bizhub PRESS C1100」が品質、使い勝手を含めて非常に評判が良く、これまで当社が攻めきれなかった月間PV100万枚を創出する大手商業印刷企業への商談が進んでいます。こうした商談を確実に刈り取ることが、16年度のPVの大きな基盤となります。