KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2015年度第2四半期 決算概要  


情報機器以外の事業

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このスライドには下期の情報機器事業以外のポイントを書いております。
ヘルスケア事業については、国内で超音波事業が整形領域で認められるようになりました。海外では、先月米国でViztek社を買収しました。世界最大市場である米国を重点的に強化していくにあたり、プライマリーケアにフォーカスし、そこでの付加価値を高めジャンルトップを目指す戦略です。このViztek社はヘルスケアに係る製品とITソリューションを提供するプロバイダーで、整形外科やかかりつけ医を含めた全米の病院やクリニックに深く入り込んでいます。ベンダーニュートラルなソフトウェアをベースにワークフローを提案し改善するという、ソフト開発力とソリューション力を持った会社です。このビジネスの勝ちパターンを米国から日本やアジアに展開することで、中計の戦略通りヘルスケア事業を強化していきます。
計測機器分野についても、これまでのように製品を単体で売っていくというビジネスからディスプレイ、自動車、IT等のグローバル大手顧客に対して、センシング技術を使ったソリューションを提案するようになってきました。ドイツで買収したIS社に加えて、本年上期には米国のRadiant社を買収し、製造の外観検査ソリューションに本格的に参入する突破口を得ました。光源色計測でトップを固めるとともに、下期は製造検査ソリューションビジネスを強化し、16年度以降事業の柱にしていきます。
機能材料分野においては、下期に本格的に新型VA-TACの量産を開始します。また、マーケットや市況が厳しい中でも拡大していけるように手を打っています。超薄膜やQWPフィルムという新しいフィルム等、付加価値のある新製品群で領域拡大を加速し、16年度につなげていきます。下期以降もこの機能材料分野は粘っていけるという確信をもっています。