KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2014年3月期(2013年度)第1四半期決算説明会  


事業撤退損失等の計上

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HDD用ガラス基板の事業撤退損について、同事業では500GBの高密度品において、当初想定していたポジションを獲得出来なかったこと、また市場自体も縮小傾向にある事から、今後高収益を期待することは出来ないと判断し事業撤退を決断しました。当初計画では前会計年度に減損損失を計上した製造第1ラインに続き、第2ラインを減損し、事業規模の縮小を織り込んでいましたが、今回の事業撤退の決断により、第3ラインを含めた全ての生産設備の減損や撤退にともなう諸費用を含め168億円を計上しました。
また当社グループの体質強化に向けた施策として、期初より予定していた特別早期退職制度を計画どおり適用し、第2四半期で退職加算金30億円を計上しました。この施策により来年度は22億円の固定費削減効果を見込んでおり、今下半期と来期で計上額以上の固定費削減効果が見込まれます。当社の一人当たり営業利益は近年悪化傾向となっており、後々の問題となる前に早めの対応を取り是正をしました。
さらに、下半期に計上する特別損失には、利益創出が困難になりつつある産業用材料・機器事業の携帯レンズ事業や、情報機器事業における生産や販売子会社の体制見直し施策実施に関わる費用が織り込まれています。