KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 中期経営計画  


2-5. 産業用光学システム事業の戦略概要

前のページヘ 次のページへ 一括ダウンロード
産業用光学システム事業では、2016年度に1000億円への事業拡大を目指します。成長ドライバーとして、まず計測機器事業分野では高い優位性を持つ光源色領域で買収したIS社とのシナジーを武器にモバイル、照明、自動車といった領域でのGMA獲得を目指し、2016年度は2013年度比で150億円の事業拡大を目指します。次に情報家電の比重がこれまで比較的高かったレンズ部材ですが、本中計では産業・プロ用途向けを主体とした製品構成へのシフトを図ります。高収益なプロジェクタ用レンズユニットではデジタルシネマ用途に加え業務用大型プロジェクタを、デジタル一眼用の交換レンズについても経営資源の重点配分を行うことにより、2016年度の売上を2013年度比で130億円拡大します。最後にコア技術である光学、微細加工技術を活かした新規事業を、5年後の100億円規模を見据えて2016年度では50億円を目指し、現在3つのプロジェクトを立ち上げています。
以上の重点施策により、同事業分野はより高付加価値型の事業構造への転換を図ります。