第71期末における総資産は、前期末に比べ23億90百万円増加し、227億5百万円となりました。 主な要因は以下のとおりです。

資産の部
資産の部においては、流動資産合計額が2億38百万円減少し、119億51百万円となりました。 主な理由は、たな卸資産が5億5百万円増加しましたが、現金及び預金が6億19百万円、受取手形及び売掛金が3億9百万円減少したことによるものであります。 また、固定資産合計額は26億28百万円増加し、107億53百万円となりました。 有形固定資産が当社の埼玉工場増設等により30億19百万円増加したことによるものであります。

負債の部
負債の部においては、負債合計額は166億25百万円となり、前期末に比べ25億44百万円増加しました。 主な理由は、支払手形及び買掛金が4億87百万円、借入金が18億31百万円増加したことによるものであります。

純資産の部
純資産の部においては、純資産合計額が60億79百万円となり、前期末に比べて1億53百万円減少しました。 主な理由は、株主資本が2億10百万円減少したことによるものであります。

売上高
米中貿易摩擦による中国事業への影響や、インドネシアルピア安などがありましたが、自動車や医療、航空機向けが好調に推移したことなどから前期比3.3% 増の209億67百万円となりました。

営業利益
中国子会社の減収による減益、メキシコ工場立ち上げコストの増加、ベトナム・インド・チェコの新工場開設準備にかかる支出、材料費高騰などにより前期比74.4%減となりました。

営業外収益
保険配当金の増加などにより前期に比べ13百万円増加しました。

営業外費用
為替差損の減少などにより前期に比べ11百万円減少しました。

経常利益
前期比70.7% 減となりました。

特別利益
政策保有株式の売却などにより前期に比べ5百万円増加しました。

特別損失
インドネシア子会社である PT. Advanex Precision Indonesia ののれん代の減損損失や固定資産の処分損、アメリカ子会社である Advanex Americas, Inc. において発生した和解金などにより前期に比べ52百万円増加しました。

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失
1億7百万円の損失となりました。

キャッシュ・フロー
当期末における現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ6億68百万円減少し、28億64百万円となりました。