当社の看板製品の一つであるインサートカラーについての特許が登録されました。インサートカラーは当社の看板製品のひとつで、近年自動車部品のプラスチック化による車体の軽量化が進んでいることを背景に需要が拡大しています。
今回登録された特許は接着面の凸凹形状に対してであり、その形状を「四角柱」にすることでプラスチックとの密着度が高まり、引抜きや回転に対する強度が最大化できるという内容です。この度、特許登録されたことで独占的に使用できることになり、競合他社に対しさらに一歩優位に立つことが出来ました。なお、中国やタイなどでも出願するなど、海外でも特許取得を図っています。
埼玉工場は当初から将来的に増設することを視野に入れていましたが、想定よりも新規の受注案件が多く早急にスペースを確保する必要が生じましたので、予定を早めて拡張工事を実施することにしました。埼玉工場は2016 年に開設した自動車部品専用工場で、埼玉県本庄市にあります。主な生産品目はインサートカラーとインサートモールドです。インサートカラーはP9 でも紹介していますが、自動車の軽量化と燃費向上を背景に近年売上を伸ばしています。インサートモールドは金属とプラスチックを一体成形したもので、自動車のシフト操作を電気信号で伝える「シフト・バイ・ワイヤ」システムや電気式バルブ、シートの温度感知センサーなどの主に電装系部品に使われています。こちらも自動車の電気制御化に伴い近年需要が高まっており、今回の工場拡張は主にこのインサートモールドの需要拡大と、今後の成長が期待できるハイブリッド車やEV 向け新製品への対応が目的です。なお、工事着工は2018 年、稼動は2019年夏の予定です。

