KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2014年3月期(2013年度)第1四半期決算説明会  


ヘルスケア事業: 主な製品の販売状況

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DR/CRのデジタル製品については販売のモメンタムが継続しています。北米ではDRの大型案件を獲得しました。またB2Bも立ち上がってきており、海外市場における販売チャネルが着実に拡大しています。6月にはGEヘルスケアとグローバル市場での「Aero DR」の販売契約を締結しました。DRYフィルムは委託生産に切り替えましたが、新興国で積極的な販売を展開しています。
なお、先週発表しました「パナソニックヘルスケア社から超音波診断機器事業を買収」した件につき、この機会に少し補足したいと思います。
まずは買収の狙いについてです。当社の主力事業である情報機器事業においては「ジャンルトップ戦略」を展開しています。当社の得意領域に基づいて、「ここなら勝てる」という狙いを定めて、同領域でトップポジションを獲得するのが当社の「ジャンルトップ戦略の考え方」です。ヘルスケア事業においてもこの「ジャンルトップ戦略」を展開しており、先ほど説明いたしました「Aero DR」は、カセッテ型のデジタルX線画像診断機では国内トップシェアの地位を獲得しております。 今回の超音波診断機器も「ジャンルトップ戦略」の一環として推進しています。
当社の独自技術を活かして革新的な画質を提供し、整形外科や乳腺外科などをターゲットにして事業を展開します。従来のX線チャネルとのシナジーも活かすことが出来、勝算は十分にあるとみています。
買収金額に関しては、先方との守秘義務もあり、具体的な数字は申し上げることができませんが、新聞報道のような規模のものではありません。当社の戦略上、必要な部分のみを適切な価格で買収することが当社のM&Aの基本方針です。