以下、その背景です。
1.自動車の電子化・軽量化トレンドと当社の製品がマッチしている
ハイブリッドや自動ブレーキなど自動車の電子化に伴い、元々エレクトロニクス系を得意としていた当社の製品と需要がマッチし、売上は拡大しています。また、軽量化に関する製品についても同様です。
2.グローバル供給体制が求められている
自動車メーカー各社は増大するコストを削減するため「部品の共通化」を進めています。これに伴い自動車メーカーは世界各地で同一の部品を調達するのですが、部品メーカーが別々の場合、品質管理が難しくなります。当社は世界中に拠点を持っており、世界各地から同一の品質で供給できる稀な「精密ばねメーカー」であることから、受注に有利な状況になっています。
※ プラスチック事業を除外した前期実績との比較
以下、その背景です。
1.新興国で喘息・糖尿病患者が急増
中国を初めとする新興国においては、大気汚染や所得向上による肉食の増加などの食生活の変化により、喘息・糖尿病患者が急増しています。それに伴い当社の精密ばねを採用した喘息吸引薬や自動インシュリン注射器の需要が拡大しています。使い捨てなので消費量は膨大です。
2.先進国はセルフメディケーション(自己治療)を推進
日本などの先進国は高齢化等により医療費が国家予算を圧迫しています。各国は、その対策として医療費を削減できるセルフメディケーション(自己治療)を推進しています。喘息吸引薬や自動インシュリン注射器などはセルフメディケーションの医薬品なので政策の後押しが期待できます。
※ プラスチック事業を除外した前期実績との比較