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当社は中期経営計画達成に向け業容を拡大するべく需要が見込める地域へ積極的に展開しています。ドイツ販売会社(Advanex Deutschland GmbH) は、当社にとっては最初の欧州本土の拠点であり、デュッセルドルフ近郊に設立されました。デュッセルドルフ行政管区は、ドイツ有数の自動車産業立地であり、多くの欧米系の自動車メーカーおよび自動車部品メーカーが進出しておりますので、同地に多く所在する自動車関連顧客への販路拡大を見込んでいます。メキシコ第2 工場(ケレタロ)は、近年自動車産業が活性化しているメキシコのケレタロ州に開設されました。ケレタロ州はメキシコシティ近郊にある工業地域で、日系・欧米系メーカーが集積しており、インフラ、雇用環境(労働人口および高い教育水準)、割安な人件費、治安など有利な条件が整っています。また、メキシコ各地へのアクセスが良いことも同地を選んだ理由のひとつです。インド第3 営業拠点(プネー)は、既存の北部のデリー、南部のチェンナイ営業拠点ではカバー出来ていなかったインド西部の顧客を開拓するために開設されました。また、インドネシアの自動車部品メーカーであるPT.YAMAKOU INDONESIAに資本参加(14%)しました。資本参加をきっかけに同社の顧客と当社が取引をはじめるなど、販路拡大にも寄与しています。将来的には段階的に出資比率を高め、工場の拡張等増産体制を整えるとともに当社の主力事業である線ばねなどの生産も開始し、事業領域の拡大を図ります。既に当社は精密ばねメーカーの中で最もグローバル化の進んでる企業のひとつですが、今後も積極的に海外展開をしていきます。




当社の英国子会社(アドバネクスヨーロッパ)は、ノッティンガムポスト主催のビジネス大賞2016 において、製造部門優秀賞を受賞しました。同賞では、製造プロセス、技術革新、技術開発、社員教育、財務状況などの製造業に関係するあらゆるパフォーマンスを審査しますが、特に同社は技術革新、品質、持続性において優れ、地元経済の活性化に貢献していると評価されました。授賞式の際、社長のイアン・ベアズモアは、「この受賞は当社社員の努力とエクセレントカンパニーになるという強い思いが反映されたと思う」とコメントしました。

同社は2012年にも同ビジネス大賞において、ベストカンパニー賞を受賞しており、今回2度目の受賞となりました。