KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2016年度第2四半期 決算説明会  


総括

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左のグラフは、情報機器事業における事業貢献利益(営業利益からその他収益を除いた利益)の四半期ごとの推移を示していますが、私はこれが情報機器の稼ぐ力を示す数字だと考えています。グリーンの折れ線は売上総利益率を示しています。これは私どもの方針に基づいて、ハードの安売りはせず、お客様を定めてお客様の中長期のパートナーとなるためのハイブリッド販売を進め、カラー機の中高速比率を上げるという施策を進めた結果として、50%以上の売上総利益率を維持できたと考えています。
それに加えて、ハイエンドのインクジェット機のKM-1という本格的な商業印刷向けの事業を上期に開始しました。また、フランスのMGI社に対する出資比率を引き上げて、産業印刷にも本格的に参入しました。ノンハードは、オフィス領域での売上がプラスに転じて、プロダクションプリンティングのノンハードは第1四半期よりも進捗が加速しています。
下期に向けては、プロダクションプリンティングの新製品をLPP領域に投入します。上期においては、このLPPの販売台数の成長が少し鈍化していました。これは競争環境の中、価格で対応しなかったという理由もありますが、下期は新製品を投入してテコ入れします。
構造改革については、当社の場合、各子会社、販売会社、生産会社、それぞれが毎期体質を筋肉質にするために行っております。下期おいても、生産、販売の筋肉質化に向け、たゆまなく行い、情報機器においても販管費の比率を、下期もう一段下げるように今指示をして進めています。