KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 新中期経営計画 SHINKA 2019  


前中計期間での仕込み

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前中計の3年間はどうだったかということについてお話しします。前中計では仕込みを行ってきました。主な仕込みとしては、コア技術では、分子イメージングを当社固有の技術として強化しました。それに加えて、インテリジェントネットワークカメラ、つまり、エッジ型や分散型等、データセンターに送らずにカメラそのものがシミュレーションをして処理をする技術や、医療画像のプラットフォーム、外観検査、デジタル加飾印刷という技術を買収によって獲得しました。
顧客基盤では、主要国において30社以上のITサービス企業や、マーケティングサービス企業の買収を行いました。業態別ワークフローを熟知した人財、ノウハウ等が次の3年間で必ず必要になると考え、仕込みを行ってまいりました。
もう一つの観点としては、3年前から「BIC」というオープンイノベーションの強化を進めています。その代表的な結果として、エッジIoTプラットフォーム「Workplace Hub」を今年3月に発表しました。このような新しいIoTのプラットフォームを日本発ではなく海外発で、海外の人材によってローンチングをしていく力や、アジャイルなR&D体制を身に付けたこと、そして、Microsoft、HPエンタープライズ、CISCO、SAP等、グローバル・パートナーとのアライアンスで今後の事業を進めるという「型」を3年かけて身に付けてきたということです。
このような仕込みを活かして、次の3年間は高収益の事業の固まりの会社にしていきます。当社の強みにこれまでの「仕込み」を融合し、その効果を発揮させることによって、IoTの時代でも当社が戦え、他社の参入障壁を作れて、高収益につながるところにフォーカスし、ソリューションの時代においてもジャンルトップの戦い方をやっていきたいと思います。