KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 新中期経営計画 SHINKA 2019  


エッジIoTによる業種・業態展開

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エッジIoT戦略による提供価値を、業種・業態で展開すると申しました。コアとなる当社のエッジプラットフォームは共通です。これまで、例えば、ここで書いているオフィス、製造業、セキュリティー、ヘルスケア、介護、小売等の事業を仮に分社化していたらバラバラな動きになっていたはずであろうところを、コニカミノルタのエッジIoTプラットフォームでは共通のプラットフォームにします。そこに、これまで買収で培ってきたITノウハウ、人財力を全体で組み込み、さらに買収で得たViztek社やRadiant社のモニタリング、センシングの力をグループ全体に組み込んで、業種・業態の課題提起をしていくということです。
当社がこの6つの領域にこだわり、進めることが当社ならではであり、なぜ他社への参入障壁につながるのかということについて、資料のアペンディックスで、6つの領域それぞれについて具体的にどういう取組みをしていくかを解説していますのでご参照ください。
重要なことは、お客様に近いところ、つまり、当社の販売会社が、「Go To Market」戦略と言っていますが、当社の持っている強みとパートナーの強みを融合し、お客様にとってのインテグラルなバリュー・プロバイダーに変革をしていくことです。そして、世界5極で活動するBICが、IoTのビジネスセンターとして増強します。すなわち、現場でIoTの企画をして、必要な開発は現場でやり、パートナーとの組み込みも現場で行う。世界5極でIoTビジネスセンターを17年度からつくっていくということです。そういう形でやり切ることが、3年後には必ず当社の事業としてのソリューションの差別化、付加価値になると確信を持って進めていきます。
ここで説明した製造業のソリューションにつきましては、4月にハノーバーメッセで具体的な展示を行い、ドイツの有力センシングメーカーのSICK社とのアライアンスも発表して、ドイツを中心に製造業ソリューションをグローバルに展開してまいります。