KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 新中期経営計画 SHINKA 2019  


基盤事業の収益力強化

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新しい領域はエッジIoTという戦略が核になりますが、この3年間は、やはり基盤事業の収益を上げることが大変重要です。この「基盤」には、成長しているプロダクションプリントや計測事業が含まれますので、収益は3年間しっかり拡大をします。
それに加えて、3カ年で300億円のコスト改善をする具体策を決めました。製造原価ではマレーシアのデジタルマニュファクチャリングの成果出しと横展開による160億円、サービス原価についてはディープラーニング、AI等を活用したリモートサービスの強化で60億円、管理間接でも、あらゆる仕事のやり方の改革で80億円のコスト改善を行い、3年間で最低でも計300億円のコスト改善を実行します。2017年には、構造改革費用も織り込み、この実行の決断をしております。
当社はユーロ感応度が非常に高い会社です。ポンドも含めると、1円当たり12億円という影響があります。この3年間では、その感応度を半減すべく、ユーロ調達の拡大、あるいはユーロで買収した企業のグローバルでのビジネス強化を併せて、感応度改善にも取り組んでまいります。事業別のROIC管理を徹底することによって、営業のキャッシュフロー捻出力の強化に努めます。