成長の領域では2つのスライドを挙げています。1つは本格的な商業印刷のオフセットのトランスフォームです。紙ベースの商業印刷から、あらゆるプリントという産業印刷に拡大する分野です。ここでは市場の大きさを書いていますが、デジタル化比率は5％にも満たない状態です。デジタル化にはデジタル機器の進化も重要ですが、私は、産業界をデジタル化するには、発注する企業のデジタルマーケティング、すなわち、企業の課題であるマルチメディア化するマーケティングサービスのROIを高めることが必要だと考えます。当社はそこにソリューションサービスする力を持ち、サイバーでの提案に加えて、リアルの世界でのマーケティング物、例えば販促物、デジタルのラベル、デジタルのパッケージ、デジタルのテキスタイル等をオンデマンドで作成し、実際目に見えるマーケティング活動を行う。この組み合わせを当社の戦略としております。
同業にとっても、この商業・産業印刷が成長分野であることは十分理解をしていますが、「新しい製品だから買ってください」という戦略では限界があり、発注する企業のマーケティングを変えるということを3年間で形にしていきます。