KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 新中期経営計画 SHINKA 2019  


前中計期間の仕込みの確実な成果出し

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過去3年間は、為替に非常に苦しめられたという実態はありますが、コニカミノルタの営業利益が3年前の中計と比べて乖離があったことの大きな理由は、「成長」と「新規」分野への先行投資をこれだけやってきたということにあります。
2016年度を見ても、「成長」の領域で約80億円、「新規」の領域で100億円、合わせて約180億円を先行的に投資しました。このような状況を3年間続けてきました。次の3年間では、ここを確実に利益貢献につなげていきます。新中期経営計画では、2019年の時点で「成長」の領域で120億円の営業利益の貢献を見込み、「新規」は、この時点では30億円としていますが、5年後の2021年には「新規」で300億円、「成長」で300億円、合計600億円の利益、全体では1,000億円以上をターゲットとしています。その6割を成長と新規で稼いでいくことに向けての道筋が、「SHINKA 2019」の位置付けになります。
2017年においては、「成長」領域への投資は30億円マイナスということで縮小しておりますが、「新規」では、M&Aも含めて150億円としており、2019年から2021年の成長のために、IoTと「新規」の領域への投資をやっていく年であると考えています。ですから、2017年度の営業利益については、3年後や5年後を見据えて、460億円に置きました。2019年に向けて、買収効果の極大化、デジタルを価値として深掘りすること、そして、2021年に向けてのIoT時代の高収益なビジネスモデルの確立と体制構築を確実に行う3年間にします。