KONICA MINOLTA コニカミノルタ株式会社 2017年度第2四半期 決算説明会  


<SHINKA 2019より>個別化医療・創薬支援への本格的参入

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ここからは、私、山名より、当社のTRANSFORMの中で力を入れておりますバイオヘルスケアの事業戦略についてご説明します。
今年4月からの中期経営計画「SHINKA 2019」でお示ししたとおり、当社にはHSTTという、タンパク質を高感度で検出するという技術があります。これは、写真用フィルムの技術や蛍光ナノ粒子という、当社の独自技術を磨いてきた成果です。これにAIを活用し、コード認識で位置や量を定量化するというのが、AIを使う領域として最も大切なのではないかと思っています。当社のHSTTは、ハーバード大学やパスツール研究所などでも評価されています。これを本格的に事業化することで、プレシジョンメディシンに本格参入しようというのが基本的な考えです。
当社のHSTTをベースに、タンパク質だけではなく、遺伝子変異も含めて特性を分子レベルで認識し、個々の患者様の特性ごとに層別、つまりグルーピング化します。このことがもたらす効用が投薬の有効性を高めることであり、あるいは新薬を作る「創薬」の成功率を高めます。これが事業の骨幹の考えであります。